愛してる」と送っていたのだろう。
デートは2週間に1回程度、初めてのデートは2月23日。すぐ会っとるがな
毎回のようにホテルに行き、楽しんでいたようだ。
朝帰りならぬ夜帰りした日も、車のにおいがした日も、彼は「みかちゃん」とホテルに行き、またはドライブデートをしていた。
始まりは、掲示板のようなトークアプリ。
(どんなものだ?と思いダウンロードしてみてびっくり。そういう目的のお誘いがたくさんきた。)
「みかちゃん」はとてもマメな子で、会うたびにアルバムを作っていた。
ツーショットも出てきた。
幸の薄そうな、ちょっとぽっちゃりした女の子。
ツンとした表情の彼と、幸せそうに笑う彼女。
みかちゃん、あんた男の見る目ないよ。そいつ、他の女と結婚しようとしてるよ。
そう思いながら、ハッと我に帰り、携帯を元のトーク画面に戻し、ロックした。
彼は朝シャン中。もう出てくる。
出勤前の朝の10分で、私は現実を突きつけられた。
あとは行動するのみ。決めた女は強い
とりあえず出勤し、仕事をした。