くらし情報『溝端淳平、忍成修吾、温水洋一と森新太郎が“笑える”ピンターに挑戦』

溝端淳平、忍成修吾、温水洋一と森新太郎が“笑える”ピンターに挑戦

左から、森新太郎、温水洋一、溝端淳平、忍成修吾撮影:本房哲治

左から、森新太郎、温水洋一、溝端淳平、忍成修吾撮影:本房哲治


20世紀後半のイギリスを代表する劇作家、ハロルド・ピンター。彼の代表作『管理人』を溝端淳平、忍成修吾、温水洋一の3人が演じる。職をなくしたばかりの老人と、たまたま老人と知り合いになったある兄弟。3人の関係が緊張感をもって描かれる今作。演出の森新太郎とキャストの初顔合わせの場で、話を聞いた。

舞台『管理人』チケット情報

「不条理演劇の旗手」とも呼ばれ、難解な印象もあるピンターの作品だが、演出の森は「笑えなくては意味がない」と意外な言葉を口にする。「初めてピンターを読んだときは、正直何が面白いんだかわからなかった。でも、たまたま気分が塞がっているときにこの『管理人』を読んだら、3人の無力な登場人物が身近に思えた。
物語がとても自分に寄り添ってくれる感覚があったんです」。

ピンターで“笑える”作品を目指す森だが、キャスティングに希望したのが今回の3人。「ピンターを演じるなんて、ふつうの俳優さんなら断りそうなもの。お三方が受けてくれただけでありがたい。しかも今3人が並んでいるところを見たら本当にイメージ通りで、テンションが上がっています」

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