くらし情報『「蜷川さんは油断できない」と吉田鋼太郎が告白』

「蜷川さんは油断できない」と吉田鋼太郎が告白

でも友人は誰もお金を貸してくれない。前半は非常に明るい華やかな世界ですが、後半はうって変わって呪いと憎悪の世界になります。ダイナミックで、実際上演すると非常に面白い作品だと思います」と話す。

タイモンと相対する哲学者役は藤原竜也。「古典をやる俳優として藤原くんを信頼し尊敬していますし、やはり彼がいてくれると心強い。辛辣で毒を吐き散らす男の役で、彼にぴったりです(笑)」。さらに『デスノート THE MUSICAL』で共演した柿澤勇人が同シリーズに初出演。「彼は怖いぐらいの、ものすごいエネルギーを持った俳優。
あのパワーはシェイクスピアによく合う。直情径行・猪突猛進型の軍人役というのもぴったりです」と笑顔を見せる。

吉田自身、20年間主宰の劇団AUNでは演出も務め、日本で有数の“シェイクスピア俳優”と言われる。「シェイクスピア作品は、感情の火柱がすごく太くて実は分かりやすい。例えばハムレットを見て『自分はこんなことしないだろうな』と思っても、ふと『あれ、似ているかも』と思うところが必ずあります」。そんなシェイクスピア作品を熟知した吉田に、今蜷川氏が声をかけるとしたら、と尋ねると――。「あの人は、褒めていてもこちらがいい気になったら怒る。

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