「喜びが溢れてる」浦井健治『メイビー、ハッピーエンディング』
浦井健治 撮影:石阪大輔
韓国のミュージカル賞を総なめにしたミュージカル『メイビー、ハッピーエンディング』が8月11日(火)に開幕する。日本人キャスト版初上演となる本作で主演を務める浦井健治に、稽古場にて話を聞いた。
本作は、ウィル・アロンソ&ヒュー・パーク作の、人間よりも人間らしいヘルパーロボット達が織りなす、愛らしくちょっと切ない物語で、2015年の韓国トライアウト公演後、2016年に初演、2017年再演、2018年再再演、今年1月にはアメリカ公演も行われた大ヒットミュージカル。3人芝居の作品で、今作では浦井健治、中川翔子・花澤香菜(Wキャスト)、坂元健児・ジャングルポケット斉藤慎二(Wキャスト)が出演し、翻訳・訳詞・演出は上田一豪が手がける。
「カンパニーには、稽古ができるという喜びが溢れています」と嬉しそうに話す浦井。作品については「先日、坂元健児さんがおっしゃっていたことが印象的でした。あんな百戦錬磨の先輩が、『自分の歌で感極まっちゃって、声が震えて歌えない』って。楽曲、そして脚本が本当に素敵なんです。
人が生きるうえで大切なものとか、こうでありたいよねっていう理想が描かれているのだけど、それが押し付けではなく、たゆたうようにと言いますか……すごく温かな空気の中で伝わってくる。