「喜びが溢れてる」浦井健治『メイビー、ハッピーエンディング』
こういう感動の仕方はあまりないと思いますよ」と絶賛だ。
描かれるのは、ヘルパーとしての役目を終えたロボットたちのストーリーだが、「“ヘルパーロボット”ってよく思いついたなって思うくらい(笑)、素敵な題材だと思います。ロボットだからこそ描ける純真ピュアな感情があって、そこに僕らは感動する。お客様は、彼らが愛おしくてたまらなくなるはず」。ロボットならではの動きもあるそうだが「稽古場に“ロボット先生”がいるのですが、戯曲から読み取って考えてくださるので、(ただロボットっぽいだけではなく)敢えて人間のように動くシーンもあるし、最近は、ロボットの動き自体から“元持ち主との生活”を想像できる余白もつくれるんじゃないか、というトライアルもしています。すごく楽しいです」。
バラエティ豊かなキャスト陣は「異種格闘技戦ですよね(笑)。でも皆さん大人で、いい意味で肩の力が抜けていて、みんなで支え合っているし、誰のことも置いていかないメンバーです。
少人数だからこそ、それぞれのキャラクターを尊重し合って、それを歌声やキャラクターに乗せていくことを、みんなで感じ合っている。組み合わせによって違う感触が味わえる作品になっていくんじゃないかな」