審神者にもおすすめ!『風光る』で新撰組隊士たちのかっこよさを再確認
作者の渡辺多恵子さんは短編がとても上手な作家さんですが、もう18年も連載してます。リアル新選組の活動自体はせいぜい5年とかなので、幕末5年の歴史に40巻近くかかっていて、『サザエさん』現象とまでは行かないけど、限りなく光速に近づいてる感じはしますね。
あまりに連載が長いので、当初、主人公のセイが新選組に入隊した理由とかは、最近もうホントどうでもいい感じです。ちなみに雑誌連載では現在、沖田総司はさすがにヨレヨレです。
『薄桜鬼』は史実を見事にファンタジーにアレンジしているところが魅力のひとつだったわけですが、『風光る』は、恋愛部分以外はちゃんと描いているようなので、この先どうなるかがわかっているぶん切ないです。
ちなみに、土方が兼定を手に入れたくだり(これはフィクションのようだけど)とか、刀の種類についてとか、刀剣うんちくネタもいくつか出てくるので、審神者の方々にもお勧めです。
司馬遼太郎、『新撰組!』、『銀魂』……移り変わる新撰組のイケメンイメージ
hydropeek
そんなこんなで先日、「日野市立新選組のふるさと歴史館」に行ってきました。そのときやっていた展示が、新選組漫画の変遷というもので、とてもおもしろかったのです。