「正しい(とされる)生き方を選ぶ」ことが今の私たちのやることではない
昔の友人と心が離れていくのは、どうしようもないこととはいえ、やっぱり少しさみしいものがあります。そして、いくら一人の時間が充実していようと、現在の社会状況からして30歳前後からの人生は、一人でいる女性にとってはなかなか過酷なものがあります。
世間の目も気にならないといえば嘘になるし、自分の人生の選択は正しかったのだろうかとか、私は人生をナメていたんじゃなかろうかとか、人によってはとてつもなく孤独で、精神的につらい経験をすることになるかもしれません。
でもですね、ちょっと視点を遠くに投げてみましょう。30歳になりました、40歳になりました、50歳になりました、60歳になりました、さらに進んで70歳になった自分と周囲を、ちょっと想像してみてほしいのです。
転機は70歳になったらやってくるその頃にはおそらく、どんなキャリア系女子も、仕事に一区切りついているはずです。また、どんなママであっても、さすがに子供から手が離れているでしょう。そして私のような、どこにも属せないかんじの人も、適当に遊びつくして一息ついている……はず。
そうなんです。70歳になれば、またもう一度、全員が「女子高生」