悩める若者が居場所を探す『坂道のアポロン』に、おひとりさま女性も共感?
居場所探しは少女漫画とおひとりさま女性の共通テーマこの前、おひとりさまの女子たちで、将来についてこんな夢で盛り上がりました。田舎に家を買って共同で住み、仕事は週に2~3日。休みの日は畑で農作業をして、給料を分け合い、自給自足で暮らそうというんです。
気の合う女子だけで一緒に生活出来たら、ものすごく楽しそうです。基本、自給自足だからそれほどお金もいらないだろうし。男性に迎合して生きるのに疲れてしまい、結婚に希望を見いだせない女たちの向かう夢は、共同生活でした。
「自分の居場所を探す」のは少女漫画の大好きテーマのひとつですね。自分が安心できる場所、自分の存在を受け入れてくれる場所、そんな場所を求めて葛藤する話がけっこうあります。
(c)『坂道のアポロン』(小玉ユキ/小学館 フラワーコミックス)
全9巻+BONUS TRACK
さて、『坂道のアポロン』も、自分の居場所をもがいてもがいて探していく物語です。主に男子たちがもう。薫くんは、父親が不在がちなため、伯父の家に居候していて、肩身が狭い。千太郎はハーフで父親が誰なのかわからない。彼らは、自分の住む家に自分の居場所を見つけることが出来ず、苦しんでいます。