ブレーカーを上げても電気が戻らない…その原因は?【なんでも大家日記@世田谷】
検査員の方がチェックしたのは、ナイフスイッチと呼ばれる部分。
このカバーを開けると、中にヒューズが収納されているのですが、こんな状態でした。
ヒューズが飛んでます
ああ!見事に切れています。
「ヒューズが飛ぶ」という表現は何度も耳にしてきましたが、こうして切れたヒューズの現物を見たのは初めてでした。
ヒューズの役割はブレーカーと同じく、容量を大きく超える電気が流れた場合に金属部分が溶けることで発火などを防ぐことにあるんだそうです。「ヒューズが飛ぶ」なんて故障なのかと思ったら、安全を確保するための正常な動作だったんですね。
恥ずかしながら、初めて知りました。
うちのマンションのヒューズも、古いながらもきちんと役割を果たしてくれたということです。
検査員の方の説明によれば、通常は電気を使い過ぎたときに室内のブレーカーが落ちるのですが、ヒューズとブレーカーの容量(アンペア)が同じ場合、ヒューズのほうが切れてしまうこともあるんだそうです。
それで、これは直るんでしょうか?
「ヒューズを取り換えれば、大丈夫だと思います」
ホッ……。
作業自体は10分ほどで完了し、部屋に戻ってブレーカーのスイッチを入れると、部屋には明かりが灯りました。