南アルプスを一望!絶景を味わい尽くすレストラン兼住居【住まいの設計】
こんな山の上に店舗があるの!?と疑ってしまうような山梨・西八千代郡の高台に、イタリアンレストラン「イル ポッジョ」はあります。
味はもちろん、甲府盆地や八ヶ岳を望むロケーションも地元で評判になっています。
レストランは武井さん夫妻が営んでいるもので、夫は料理を、栄養士である妻がデザートを担当。
絵本に出てきそうな三角屋根の真っ白な建物は、1階が店舗で、2階が夫妻の住宅になっています。
建設にあたって夫婦が強く希望したのは、ふたりが子どもの頃から慣れ親しんできたこの雄大な景色を、店舗からも住居からも眺められることでした。
設計を担当したオンタイムデザインオフィスの深澤賢治さんは、店舗も住居も窓の配置がポイントになったと言います。
■ DIYも組み合わせてこだわりどころに予算を集中
お店のシンボルは、入口に面した大きなドーム状の石窯です。
夫は国内外で料理経験を積み、本場ナポリでピザ修業もした上で、念願のイタリアンレストランをオープンしました。
レストランをつくる際にはナポリから取り寄せたピザ窯と、ナポリ式のエスプレッソマシンは外せなかったと言います。
こだわりどころに惜しげなくお金をかけたぶん、ローコスト対策は必須でした。