漆喰、無垢材…素材からスイッチまでこだわった美しい家【住まいの設計】
Hさん夫妻と0歳の長男が暮らす都内の住まいの外観は、モノトーンの硬質な佇まい。
室内に一歩入ると、素材感豊かで上質な空間が広がっていました。
■ スキップフロアを生かした舞台のようなLDK
玄関から半階上がると、目の前に広がる2層吹き抜けのダイナミックなリビング。
北向きの大開口の向こうには明るい庭が広がり、外部からの視線も気にならないためブラインドを開け放して伸びやかに過ごしています。
「リビングは外部とつながる豊かな空間にしたい」と希望した夫妻。
設計を担当したアトリエA5の清水貞博さんは、前面道路との高低差がある敷地を生かし、住まいのメイン空間であるリビングダイニングを半階ずらしたスキップフロアで構成しました。
リビングから1.2m高いダイニングへは、ウォルナット材を贅沢に使った幅広の階段で上るプランです。
高低差による目線の変化、リビングとダイニングの間の漆喰塗りの壁も相まって、まるで舞台のようにドラマチックな印象。
ダイニング中央には上階へと続く鉄骨の階段が伸び、存在感を放っています。
リビングは床に大判タイルを使い、モダンで上質な印象に仕上げました。