低温やけど、睡眠障害…知っておきたい住宅設備トラブル4つ
日々進化する住宅設備のおかげで、わたし達の暮らしは大変便利なものになりました。
しかし、住宅設備のなかには、設置した後に思いもよらないトラブルやクレームが発生することも。
今回は、意外な住宅設備トラブルについて、4つの具体的な例を挙げながらお話ししたいと思います。
■ 1.「魚焼きグリルのガラス窓」で幼児がやけどをする事故も
runa / PIXTA(ピクスタ)
キッチンコンロについている魚焼きグリルのガラス窓にさわり、幼児がやけどをする事故が増えています。
国民生活センターによると、「魚焼きグリルのガラス窓」でやけどを負う幼児は、
月齢8か月から25か月(0歳~2歳)で、身長は70~80cm。一方、魚焼きグリルのガラス窓の高さも、おなじく70~80cmとなっています。
また魚焼きグリルのガラス窓の温度は、魚焼きグリル使用時で84度(IH)~150度(ガス)と高温です。
つかまり立ちや歩行ができるようになった幼児が、伝い歩きで魚焼きグリルのガラス窓をさわると大やけどをする可能性も。
mits / PIXTA(ピクスタ)
対策としては、歩き始めの好奇心旺盛な子どもが触れないように、キッチンに侵入防止用の柵をつける、幼児期には魚焼きグリルを使用しない、などの方法があります。