学校では教えてくれない!家は「一生住むもの」ではなく「資産」です
「住まい」のこと。「お金」のこと。日刊Sumaiでも様々な視点で2つの話題を常に取り上げています。
住宅コンサルタント兼住宅セカンドオピニオンである寺岡孝さん著の最新刊『学校では教えてくれない!一生役立つ「お金と住まい」の話』を読んでの感想や、筆者の今後のライフプランニングに役立ちそうだなと思ったことを3回に分けてご紹介したいと思います。
Graphs / PIXTA(ピクスタ)
はじめに。
筆者は40代前半のシングル女性、フリーランス。未婚。子どもなし。
持ち家なしの賃貸物件住まいです。
本の中では、具体的な数字や金額の例として、日本国内の一般的な就業及び家族形態がモデルとなっているので筆者が該当しない事がいろいろありますが、持ち家経験、ローン経験のない筆者でも知っていたほうが良いと感じたことばかりでした。
■ トラブル相談の内容は20年前とあまり変わらない!?
寺岡さんが長年の住宅コンサルティング業務に於いてつくづく実感しているのは、マイホーム購入時のトラブル相談内容は20年前とあまり変わらないということ。
不動産トラブルの被害に遭っている方が多くいるにもかかわらず、法整備の遅れや、不動産業界の制度設計がなされていないこと、併せて不動産業に従事する人々の知識・経験・実務不足が原因とされています。