1981年と2000年。中古住宅を探すならこの2つの年数だけは覚えよう
中古住宅を購入する場合、売りに出ている中古住宅の中でも少しでも“いい物件”を買いたいと願うのは当然のことです。
その“いい物件”の意味や基準は、人によって違うと思いますが、構造的な安心感は多くの人が求めるところでしょう。
住宅のプロでない限り、なかなか見極めが難しい部分ですが「築年数」からある程度の安心度を読み取ることは可能です。
今回は筆者が1993年頃から取材してきた、中古の木造戸建て住宅を対象にお話ししたいと思います。
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■ ポイントになる年数は1981年と2000年たった2つだけ!
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中古住宅は建築の詳細がわかりにくいケースが多のですが、築年数から、どのような建築基準法のもとで建てられたのかをある程度知ることができます。
建築基準法は何度も改正が行われていますが、木造の戸建て住宅ならば、まず「1981年(昭和56年)」がポイントになります。
耐震性に関わる基準について、大きな見直しが行われた年だからです。
ただし、1981年に建てられたものでも、改正前に建築確認申請を出している可能性もありますので注意してください。