くらし情報『心理学で片付けが習慣づく!? ハーバードの論文を応用した方法とは?【後編】』

2018年4月26日 21:30

心理学で片付けが習慣づく!? ハーバードの論文を応用した方法とは?【後編】

そして、その写真をレジの横に貼っておく。

どちらのグループが、クーポンを忘れずに使う確率が高かったでしょう?
クーポン券

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

「そりゃ文字で書いてあるAグループでしょ!Bグループの写真なんて、なんの意味もないじゃない」と思うところです。

しかし実験の結果、なんとBグループの方がクーポンを使う確率が36%も高くなったのです。

500人の被験者を対象に行われたので、信頼性はとても高い数字です。

これは多くの人にとって意外な結果だったと思いますが、それが心理学の面白いところ。

「普通」や「常識」というものを心理学で研究してみると、実はあまりあてにならないこともあります。

現代人にとって文字はあまりにも身近にありすぎて注意を引かず、見てもすぐにその場で忘れてしまう傾向があるようです。

スマホのカレンダー機能やリマインダー機能も同様で、文字で通知されるため「重要性」が認識されにくいのでしょう。
■ なんでこれがここに?目を引かす、注意を引かせることが大事!
LDK

TATSU / PIXTA(ピクスタ)

それに比べて、「目を引くもの」のリマインド効果は非常に高くなります。

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