涙の土地契約【新宿に建売住宅の値段で注文住宅を建てて住んでいます】
どこまで本当の話か分かりませんが、80万円値引きを獲得してくれたのは事実です。
ハラハラしていた鳥夫、さらに大喜び!
■ 土地契約に運命を感じる人は多い
ここまで来ると、なんか変な感覚が生まれました。
鳥の意思で決めるものではない感じ。
川面に浮かぶ一葉のように、抵抗してもくるくると乱れるだけで、結局、地縁のある土地へとつながれてしまう感覚。
思わず、空に向かって問いかけました。
「ねえ、運命って決まってるの?」
あとは鳥の気持ち次第。
困ったことにすぐには「四ツ谷がいい」という気持ちに変化がありそうにない。でもこんなに強く「流れ」を感じているのに拒絶する勇気もない。
「建築条件付きだから、いざとなったら白紙解約できるし……。とりあえず、とりあえず今は、契約しよう……」
運命に抗う勇気も持てない鳥には、最終意思決定を先延ばしにすることが精一杯でした。
■ とうとう土地契約!
土地契約の日。退社後に鳥夫と待ち合わせ、Y社へと向かいました。
Y社には、すでにR社の社長がお待ちになっていました。
営業Sさんと宅建主任さんが横につき、淡々と契約締結のプロセスが進められていきます。