「建築条件付き土地」って買う側のメリットはあるの?
不動産検索サイトや不動産販売の広告などでよく目にする「建築条件付き土地」。
その意味についてなんとなく知っている人は多いと思いますが、その中身をしっかりと理解している人は少ないのでは?
建築条件付き土地の中身を理解するために、少し変わった角度から建築条件付き売地を考えてみます。
実は「売主のタイプ」の違いによって、その建築条件付き土地の性質や「メリット・デメリット」に違いが出る場合があるのです。
以下ではその「売主のタイプ」を大きく2種類に分け、その違いを解説します。
■ 売主タイプ1.昔ながらの不動産業者
HAKU / PIXTA(ピクスタ)
このタイプの売主はその多くが、建築条件付き土地の販売を建売住宅販売の一形態と考えている傾向があります。
宅地建物取引業法では、建築確認(許可)等を取得していなければ土地建物一体での売買契約は禁止されています。
しかし、土地の販売期間短縮や販売経費削減をしたい、さらに土地売却益だけでなく建設工事でも利益を得たい売主が、建築確認等を取得したり現実に建設工事に着手しなくても土地建物をセットで販売(請負)したいと考えた場合に、土地の売買契約に建物請負契約締結の条件を付した「建築条件付き土地」