目標設定を間違えると片付けられない!? 心理学を応用した片付け習慣・その7
片付けを進めようと思っても、手につかないこともありますよね。
「自分でやろうと決めたのに、今日もダメだったなぁ……」こんな日が続くと、片付けのことを考えること自体が嫌になってしまいます。
今回はそんな悩みを抱える人の多くに共通する片付けが陥りがちな問題点と、ビジネスやスポーツの現場でも積極的に取り入れられている「目標勾配仮説」からその対策を解説します。
■ 片付け初心者が陥りがちな大きな間違いとは?
まず、片付け習慣を身につけようと考えた時のことを思い出してみましょう。
その時、あなたはどんな気持ちでしたか?
雑誌で素敵なお部屋の写真を見た直後かもしれませんし、誰かが遊びにくると決まったタイミングだったかもしれませんね。
YsPhoto / PIXTA(ピクスタ)
そんな時には、やはりテンションが上がっているものです。
そしてその状況では、人はどうしても思い切った目標を立ててしまうことが多いのです。
片付けでいえば「この写真みたいなお部屋を目指す!」とか、「友達に羨ましがられるようなお部屋にしよう!」といった感じでしょうか。
つまり、現状からゴールまでの距離があまりにも遠すぎるのです。