徒然草の時代からマスト?断熱と風通しで猛暑に強い家に!
高性能品のなかには、空気よりも断熱性能の高いガスを閉じ込め、高い断熱性能を実現しているものもあります。
内断熱
断熱材を建物の内部に設置するのが内断熱です。
Photonn / PIXTA(ピクスタ)
マンションに代表される鉄筋コンクリート造の建物では、躯体の内側に発砲ウレタンなどを吹付け、木造住宅ではグラスウールなどの断熱材を柱や筋交いの間などに詰め込んでいますが、施工が容易であるため工事費が安くなるというメリットがあります。
マンションの場合はバルコニーの付け根部分には断熱材を吹き付けることはできず、木造住宅では柱や筋交いそのもの”には断熱処理をしないということになり、この点がデメリットとされています。
外断熱
文字通り建物の外側をすっぽりと断熱材で覆ってしまう工法が外断熱で、建物を覆った断熱材の外側に外壁を取り付けています。
ABC / PIXTA(ピクスタ)
建物全体を断熱材で包むため気密性が高くなって断熱効率が高くなるとされ、また断熱材によってコンクリートや柱などの構造体が保護されて傷みにくくなるというメリットもあります。
しかし、工事費はかなり割高になります。