徒然草の時代からマスト?断熱と風通しで猛暑に強い家に!
外断熱にもデメリットがある
一般的に新しい技術である外断熱の方が注目を浴びやすく、外断熱を売りにした住宅会社の中には「内断熱は断熱じゃない」と全否定しているところもあるといいます。
しかし外断熱は断熱材を建物の外部に設置するため、内断熱にはないデメリットがあります。
外断熱では躯体の外側に断熱材を設置するため、断熱材を覆う外壁を設置しなければなりません。
mits / PIXTA(ピクスタ)
外壁は断熱材のようなやわらかいものでは保持できないため、断熱材を貫通して構造躯体にとめるしかありませんが、歳月の経過により断熱材がやせてくると外壁が断熱材から剥離してしまい、ビスで宙吊りされたような状態になります。この状況下で大地震が発生した場合、強度の点で問題になります。
■ やはり「風通し」が最良の対策!
暑がりの筆者は夏の暑さに対する最良の対策としては風通しの確保ではないかと思っています。
マンションの場所別の風通しの方法をご紹介します。
角部屋
マンションの場合、バルコニーの反対側の部屋は外廊下に直接面しているという部屋が大半です。
窓のすぐ外を人が通るため、どうしても思い切り窓を開けづらいものですが、三方向に窓がある角部屋はこの点でやはり有利です。