国産メーカーだけでも1万種類以上!? ポイントをおさえた壁紙選びのコツ
■ 1・織物調
織物調はマンションから戸建てまでの多くの住宅で使われており、みなさんも必ず目にしたことがあるはず。
特徴としてはその名の通り布の織り目柄になっており、空間に柔らかさや温かみを演出するのに適した万能な壁紙です。
また他の種類の壁紙に比べて個性が強くないぶん、飽きがきにくい壁紙です。
特にこだわりもなく使われる人がいる一方で、少し色味の入ったものを空間全体に使用することで、織物調の特性を活かした上品で質感の高いインテリアを作ることができます。
少しベージュがかった織物調の壁紙を使用したコーディネート例。
床やダイニングテーブルのダークブラウンとソファーのベージュ色をつなぐ役割を果たし、重くなりすぎずシックで統一感ある空間に仕上げました。
こちらはベンチの張地やキッチンの面材の色に合わせて、織物調のグレージュ色の壁紙でコーディネート。それにより直線的なフォルムによるすっきり感と、色による柔らかな温もりが共存するダイニングキッチンに仕上げています。
巾木やベンチシートのベースと見比べると、織物調の壁紙に色が入っていることが見て取れます。
上記2つの写真からも分かるように、織物調のクロスはその空間に存在する家具や設備等の色を取り入れて、空間全体をなじませ柔らかな雰囲気を作る場合に使用すると、統一感があり品のあるインテリアを作れます。