室内でも危険!介護職員に聞く高齢者の「熱中症」対策と予防法
8月も半ば。例年なら朝夕は秋めいてもいい時期ですが、今年はまだ記録的な猛暑が続いています。
そのため熱中症にかかる人も多く、高齢者を中心に死亡する事態もたくさん起きています。
高齢者と小さいお子様にとって、夏に危険なのが、台風のさなかに田んぼの様子を見に行って用水路にはまること(田舎の場合ですが……)と、熱中症です。
介護職員ならではの目を通しての、熱中症対策についてご紹介いたします。
■ 猛暑の夏はエアコンを使わないとダメ!その理由とは?
熱中症は、体内の水分不足が主な原因で体温調節機能に失調をきたし、頭痛やめまい、最悪は死に至るという、なかなか侮れない症状です。
特にお年寄りは、高齢になると水をあまり飲まなくなるんです。
暑さ寒さの感覚も鈍くなって、真夏にカーディガンを羽織ったりしてしまいます。
すると、体温が上昇して体内の水分が不足してしまい、加えて、じめじめと湿度が高い室内では発汗できずに、熱中症にかかってしまうのです。
さらに「電気代を節約しなくちゃ」とか言っちゃって、エアコンを消してしまいます。
ちなみにエアコンの室外機です
介護施設では、職員が温度管理や水分補給に神経をとがらせていますから、そうそう熱中症になることはないのですが、独りで家に住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんは、危険と隣り合わせ。