住宅ローン控除と住まい給付金、両方受けるにはどうすればいい?
住宅ローン控除の歴史は、1972年に導入された住宅取得控除までさかのぼります。
一方の住まい給付金は、平成26年から始まった新しい制度です。どちらも住宅購入者には嬉しい制度です。
これらの制度を最大限に活用するために、制度の内容をおさらいしましょう。
■ 住まい給付金と住宅ローン控除の違い
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住宅ローン減税は、控除金額を所得税から差し引く制度です。
控除金額は、ローン残高をもとに計算するため、融資金額が少ない収入が低い人は、収入が多い人に対し、節税効果が少なくなります。
2019年に消費税率の引き上げが予定されています。
それにより、同じ住宅なのに、購入金額は消費税率上昇分だけ高くなり、低収入の人にとっては、金銭的負担が増えます。
負担軽減させるためにできたのが、住まい給付金です。
目的が違う2つの税制優遇制度は、条件さえ満たせば、同時に受けることができるのです。
■ 住宅ローン控除とは?
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住宅ローン控除は、年末のローン残高の1%を所得税から控除する制度です。
10年間継続して控除を受けることができるため、節税効果も大きくなります。