「モダンウッドハウス」と呼ぶにふさわしい自然素材の家【住まいの設計】
木の家というとログハウスを連想しがちですが、もっとモダンで軽快な雰囲気の家に大注目!
2人の子どものいるY夫妻が89坪の敷地に建てた、健康的で経年変化が楽しめ、メンテもしやすいイマドキの自然素材の家をご紹介します。
■ 境界を曖昧にして自然を呼び込む家
敷地は愛知県内にある妻の実家の隣。道路の向かいは公園で、遠くの美しい山並みも一望できる好ロケーション。
夫妻はここになるべく健康的に過ごせる素材を使った家を建てたいと願いました。
また、モダンであり、存在感のある外観を、との意向も。
こうした思いを形にしたのは、建築家の吉村昭範+吉村真基さん(以下、吉村さん)。
写真は敷地の一番奥から撮った外観で、東西2つのボリュームに分かれた建物が特徴です。
東西の建物の間に配置した中庭は、公園のある道路側から続くような切り通し状の屋外空間。
吉村さんは「眺望のいい立地を最大限生かし、敷地と遠くの風景をつなげられたら」と考えたそうです。
外壁は耐候性に富んだレッドシダーを採用。テーブルとイスは、読書をするのもビールを飲むのも気持ちよさそう!
さらに吹き抜け状の玄関ホールの壁も、外壁と同じレッドシダー。