介護しやすい二世帯住宅とは?リビング隣を親の部屋に!
一緒に過ごしたいと思えばすぐに行けるし、休みたいと思えばすぐに部屋に戻ることができます。両方の間仕切りには引き戸を採用しています。
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引き戸は開き戸に比べて、急に開いても人にぶつかることもなく、余計なスペースも必要ないので気軽に開け閉めできるのが特徴です。
病気などで寝込んでしまっても、少しだけ隙間を開けておくと、母の呼ぶ声や行動がわかりやすくなります。
完全に閉じるのではなく、ゆるやかに閉じることで人の気配が伝わるようになり、母のほうも不安なく過ごせるのです。
■ 高齢者のための配慮と工夫
母の部屋とリビングの床はできるだけ近い色調にしています。
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視力が衰えると、床の色が急に濃くなると、そこが段差だと勘違いしてしまうからです。
ダイニングテーブルの定位置は母の部屋に近い位置にしています。
リビングには母がくつろげるソファがあり、テレビを観ながら傾眠することもよくあります。
リビングの外には庭があり、ソファに座ってゆっくり外を眺めています。
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