介護施設にもAI化の波が!「介護ロボット」ってなにするの?
現在、大学や企業では介護ロボットの開発が進められ、実際に介護施設などで利用されている事例も増えてきています。
まだ始まったばかりの分野ですが、ここでは気になる「介護ロボット事情」をご紹介します。
■ 介護職員不足をロボットで解決?
現在、日本には約120万人の介護職員がいます。
それに対して要介護者は約500万人。2025年には700万人にもなるといわれています。
Mills / PIXTA(ピクスタ)
職員のほうも同年には現在の倍にあたる253万人の介護職員が必要とされ、約38万人が不足するとされています。
明らかな人材不足を背景に、政府も設けロボットの普及に努めています。
現在、全国の施設の約3割で何らかのロボットが導入されています。
ただ、ロボットは万能ではなく、人材不足を補うというのは少し無理があるように思われます。
人が苦手なところを補うことで、人は本来の介護の質を高めていく、といった目的のために活用すべきでしょう。
入居者の心の癒しや話し相手にまでロボットが利用されていますが、介護職員の仕事が人と向き合うことから遠ざからないよう注意する必要があります。
■ 介護ロボットの活動分野は6つ
では、実際にどのようなロボットが介護の現場で活躍しているのでしょうか。