遊び心いっぱいの「ハコ」が子どもたちの自立心を育む家【住まいの設計】
2歳、3歳、5歳。まさに遊びざかりの子どもたち3人と暮らす吉川さん夫妻が家づくりをスタートしたのは2年前のこと。
夫は現役保育士、妻も元保育士という夫妻が思い描いたコンセプトは「家族みんなが遊べる家」です。
そしてできたのが、大きな「ハコ」を子どもたちの居場所にした家。
そんな遊び心いっぱいの空間をご紹介しましょう。
■ 子どもたちの自由な発想で空間の使い方を変えられる!
「サイトを見て、面白い家をつくってくれそうだと直感して」と、設計は村井之俊さん+村井藍さんのユニットに依頼。
設計にあたり、夫妻は「村井さんと一緒に子育てについてたくさん話をしました」と振り返ります。
そうして完成した2階建ての住まいは、1階にLDKと水まわり、2階に子ども室と寝室を配置したプランです。
なかでもユニークなのが2階の子ども室。
約18畳の広い空間に、木製の大きな「ハコ」が3つ置かれているのです。
「ハコは1人1つ。中はベッドで、ハコごと自在に移動できます」と村井之俊さん。
ハコはキャスターつきなので自由にレイアウトを変えられるうえ、壁に大小の穴が開いていて、くぐったりハコからハコへと移動したり、子どもの遊び場としても大活躍。