遊び心いっぱいの「ハコ」が子どもたちの自立心を育む家【住まいの設計】
ハコの配置や並び順によって、子どもたち自身で空間の使い方を決められるというわけなのです。
ハコは合板のラフな表情をそのまま生かして。
3人の子どもたちは、みんなハコが大好き。
「自分の場所」ができたのがうれしくて、夜はきちんとそれぞれのベッドで眠るようになったそう。
「ハコの上からベッドに飛び降りるなど、体を動かせるのもいいですね」と妻。
壁面にハコを縦置きすると、それぞれの開口が向かい合うのでにぎやかに。
将来は柱の位置で間仕切りをつければ、小さな個室が3つできるプランです。
さらに反対側の壁面には、造り付け収納と机が3つ並んでいます。
机と収納の上部を階段のように上がればロフトに上がれる仕掛けで、家の中なのにアスレチック感覚!
ロフトは夫の書斎スペースで、なんと夫は南西側のボルダリング仕様の壁から上り下りしているそう。
2階の子ども室を見守れるよう、ロフトに壁は設置していません。
■ 遊び場に団らんに、多彩に使える土間LDK
1階のLDKにも、子どもが上って行き来できる全長9mの壁面収納が。
この棚の上は、遊ぶのにもぴったりのスペースです。