「バランス釜」は意外に悪くない!? 安さを優先するなら検討する価値アリ
■ 現代人には到底理解できないバランス釜の注意点
ボタン一つで指定された湯加減の風呂を沸かすことができる(タイマー予約までできる)のが現代の風呂ですが、バランス釜を使用する際は現代人に到底理解できない注意点がありました。
空焚きは絶対に不可
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バランス釜は浴槽と風呂釜が2本の管でつながっており、風呂釜内部で管の中の水が熱せられ対流によって上方の管から浴槽に送り出されると同時にその分だけ浴槽下部の冷水が下方の管から風呂釜内部に引き入れられるという構造になっています。
そのため管の内部の水が切れてしまうと風呂釜が「空焚き」という大変に危険な状態になるため、風呂を沸かす際はあらかじめ十分な量の水を浴槽内に張っておく必要がありました。
放っておくと沸騰する
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バランス釜には温度調整機能がないため、風呂を沸かしていることを忘れてしまうと後で大変なことになります。
浴室からポコポコという音が聞こえてくるということがたまにありましたが、こうなると浴槽内は完全に沸騰状態で、大量に水を注入しなければ入れたものではありません。