「バランス釜」は意外に悪くない!? 安さを優先するなら検討する価値アリ
湯加減をみるときはかき混ぜなければならない
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「気体や液体が熱せられると軽くなって上部に上がり下部に低温のものが流れ込む」現象である対流は誰もが小学校の理科の授業で習いますが、この現象を最も実感できたのがバランス釜です。
浴槽の上部が熱くなっていても下半分がまだ水というのはよくあることで、湯加減をみる際には蓋でお湯をかき回してからというのが子供から大人まで当時の常識でした。現在の小学生でこのことを知っている人がどれだけいるのでしょうか。
■ 毛嫌いせず検討してみては?
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一世を風靡したバランス釜ですが屋外壁掛け式給湯器が普及すると次第に姿を消し、現在ではほとんど絶滅危惧種のような存在となっています。
逆に言えばバランス釜がある物件は賃料の安いお得な物件である可能性が高いということです。
諸事情あってどうしても安い部屋に住まなければならない場合、バランス釜をそんなに毛嫌いせず検討してみてはいかがでしょうか(近くに銭湯のある風呂無し物件を選ぶという手段もありますが……)。