”視線”を活用して快適な住まいを!「街のパン屋さん」の家【住まいの設計】
住まいの玄関は店舗右手の奥。
緑豊かなアプローチを抜けると、左手の店舗の外壁に、可愛らしい鳥や葉のレリーフが目につきます。
「規模が大きな建物には目が行く細かな要素があったほうが大味にならない」と西久保さん。
このレリーフは、室内の左官壁にも同様にあしらっています。
■ 外と連続した開放的な室内
円筒型の店舗、そして曲面の左官壁に目を引く島岡さんの家。
室内は一体どうなっているのか気になりますよね?
中2階のリビングからダイニングを見上げてみると、表しの構造材の梁が伸び、気持ちいいくらいの天井の高さと空間のスケールに感動してしまいます。
反対に、2階のダイニングからリビングを見てみると、両側の開口部は全開でき、明るい陽射しがよく降り注ぎます。
右は公園に面したテラス、左は中庭に通じ、写真中央の曲面壁は上階はブリッジでつながる子ども室、下はご主人の書斎に。
曲面壁がなんだか隠れ家のようになっていてワクワクしてしまいますね。
壁と天井の黄色い塗装はポーターズペイント、なんと夫婦で塗装をされたそう。ナチュラルな風合いが空間にやさしく溶け込みます。
キッチンは正面の窓から中庭の緑が眺められる構造に。