”視線”を活用して快適な住まいを!「街のパン屋さん」の家【住まいの設計】
大きなオープンキッチンの背後の壁面にはガスオーブンをビルトインし、左奥にはパンをこねる作業台としても使える人造大理石のカウンターも造り付けています。
キッチンに立つと正面の窓からは緑が眺められ、季節の移り変わりも楽しめ、ここでも外との連続が感じられます。
■ プライベート空間を豊かに
リビング・ダイニング以外のスペースも、様々な”技”が。
来客時に、お客さんとの話が楽しめそうな広い玄関ホール。
天井はレッドシダー羽目板張りで、外の軒天も同材を張り、連続性を持たせています。
左手の開口部は中庭、右手の障子は和室に通じます。
客間として使う和室は、3種類の和紙を貼り、他の部屋とは雰囲気が一変!
涼し気で美しい壁は和紙職人のハタノワタルさんが手掛けたものです。
2階の洗面室とトイレ、パントリーをつなぐスペース。
上部にトップライトがあり、正面の格子戸も開放して風を通すことができるという優れもの。
洗面室から浴室を眺めるとカラフルなタイルの2色が目につきます。
なんと1色だと在庫が不足していたために色違いをランダムに交ぜたんだとか。
偶然がもたらす楽しさに感動してしまいます!
■ 快適な住まいのカギは”視線”
結婚前、密集地に建つ集合住宅でひとり暮らしをしていて息苦しかったという令央奈さん。