まるで戸外のような空間!天窓からの光と木に包まれた家【住まいの設計】
もちろん木の香りにあふれています。
もうひとつ特徴的なのが、多種多様な樹種を使用していること。
ダイニングの床は木目が強く主張するミモザ。
吹き抜けの壁はベイ杉。
カウンターの天板や柱は国産のスギ。
また扉類はマコレー等を使用しています。
「住まいは生活の場ですから雑多なものが入ってきます。素材に幅を持たせることで、雑多なものを置いても受け止められる大らかさが空間に備わるのです」(布施さん)。
■ 家全体をひとつの部屋のように
共働きの夫妻が望んだのは、「家全体がひとつの部屋のような」住まい。家族がしっかりとコミュニケーションを取れるように間取りが考えられています。
上下階が吹き抜けでつながる構成は、お互いの声や気配が伝わりやすいだけではなく、高低差が空間にダイナミックな躍動感を与えています。
キッチンは家じゅうを見渡せる位置に。
「リビングの大きな高窓から一面の緑が見えて気持ちがいいんです」(妻)。
妻は毎朝、お気に入りのキッチンに立つのが楽しいとか。
多忙な日々、この家から活力をもらっていると話します。
右手にキッチンを見つつステップを上がれば、家族団らんの場所、ダイニングです。