まるで戸外のような空間!天窓からの光と木に包まれた家【住まいの設計】
■ 公園の緑を借景とし、風通しも得る
実は、不動産会社からは隣の土地を案内され、南面する学校の緑が気に入って決めかけていたといいます。
しかし、現地を訪れた佐藤さんと布施さんは、道路から奥まった公園側の土地を勧めました。
「齋藤さんは明るく風通しのいい家を希望されていたので、3方向に抜けのあるこちらのほうが有利でした。それに、敷地延長の路地を駐車スペースにすることで、家の前に庭もつくれると考えました」と佐藤さん。
南西側が学校(写真手前)、北側が市の公園(写真左側)に接する敷地環境を生かし、プライバシーを守りつつ緑を借景として最大限取り込めるように窓を配置しました。
旗竿敷地を選んだおかげで、建物の前を駐車スペースでふさがれず庭を設けることができました。
「庭を抜けて家に入ると、ホッとしますね」(夫)
南西側正面は高校の敷地で、鬱蒼と樹木が茂ります。
こんなところにも緑を望める窓が……。
在宅で仕事をすることもある夫妻のため、1階にワークスペースを設けました。
パソコンから目を上げれば北側の公園の緑が見えます。
2階浴室の窓は公園側を向いており、開放的。