羽毛ふとんを80年以上使うための洗浄とリフォームとは?キャリア25年のプロに聞きました
これはさすがに重労働です。
羽毛ふとんは、先述したように、ダウンプルーフ加工がされていますから、生地が水をはじいて、しかも風船のように膨らんで、なかなか水が入り込みません。
また、逆に水を含むと、信じられないほど重たくなり、バスタブから運び出すのもたいへんでした。
また、側生地ごと洗濯するわけですから、とてもダウンボールの芯まで洗えたとは思えません。
そうなるとこれだけの手間暇をかけて自宅で洗うということの意味がわからなくなります。
生乾きのダウンは臭いの原因を作るようなものですから、結果、あまりお薦めすることはできません。
■ 日本は羽毛ふとんの情報が圧倒的に少ない
ぜひ、羽毛ふとんを5年以上お使いの方は、プレミアム(ロイヤル)ウォッシュとリフォームを考えてみてください。
ご利用される会社によっては、リフォーム終了後も、未使用期間最長6か月まで無料で保管してくれるサービスもあります。
軽いとはいえ、かさばるふとんを不要なときに預かってもらえるのはたいへん助かります。
また、ダブルサイズの羽毛ふとんを、子ども達用にシングル2枚に仕立て直したり、春秋用に薄がけに作り直すなど、目的や用途を考え直すのも、羽毛ふとんでこそ可能な合理的なプランです。