26坪とは思えない!東西南北のコーナーから外を取り込む住まい【住まいの設計】
室内にいながらにして光と風、借景の緑を満喫できます。
寝室を配した3階は、眺めのいい北と南のコーナーにテラスをレイアウト。
「傾斜地なので、近隣と視線が合わないのが気に入っています。3階北側のテラスからはお隣の桜が見えるので、春にはお花見を楽しませてもらっています」と妻。
借景の緑も眺められ、朝は森の中で目覚めたように感じるのだそう。
コーナーを削ってしまうと内部空間が狭くなるのでは?と思いますが、設計を手がけた山縣さんは「外部空間を内部と一体化させることで、より広がりの感じられる居住空間になっています」と話します。
■ 吹き抜けの階段が3フロアを緩やかにつなぐ
コンパクトな空間に変化をもたらしているのが、美しいフォルムの折り返し階段です。公園に面した西側に階段を配置しているので、大きな窓から豊かな緑を眺めながら上り下りできます。
踊り場も広く、ゆとりを感じさせる設計。
オープンな吹き抜けの階段室が3フロアを緩やかにつなぎ、家族の声や気配も伝えてくれます。
1階の玄関ホールには、二人並んで歩ける広い階段室。
建物はコンパクトでも、室内は変化に富んでいます。