家族4人が大らかに暮らす高原の小さな山荘【わたしたち、地方移住を選択しました!】
薪ストーブも空間に合わせて細長い形を選びました。古い梁や木材を見せるため、屋根の断熱材は屋外側に充填しました。
南側は窓を大きくし、光いっぱいの空間に。
365日ずっと自然の変化を感じられて、家にいながらキャンプをしているよう。
存在感のある既存の梁は、DIYで軽やかな白に塗装したそうです。
ロフト北側は長男のスペースに。南側は夫妻の寝室と長女のスペースに。
傾斜する屋根が山小屋のようで、こもる雰囲気が心地よさそうです。
ロフトの一角には長男のドラムセットもあります。
■ 人のつながりが濃い地域で、仕事も暮らしも順調!
移住で心配なのは仕事ですが、鈴木さん夫妻の場合はどうしたのでしょうか。
建築家として独立していた貴詞さんは、次のように話してくれました。
「ちょうど仕事がひと段落していて、動くにはいいタイミングでした。長野市はリノベーションで全国的に注目されるエリアです。界隈の人たちとつながることで設計はもちろん、街づくりなど東京では縁がなかった仕事も始まりました」。
移住後は市内のシェアオフィスに入居。そこを拠点に仕事の幅が広がったといいます。
一方、洋子さんはお菓子作家として、東京にいた頃から植物性材料を使った手作り菓子を知人に販売していました。