庭の緑、美しいキッチン…。こだわりを詰め込んだ平屋の家【住まいの設計】
都市部から郊外ののどかな地域に移り住んだHさん夫妻。
若いお二人が建てた家は、どの部屋からも庭が眺められる、ゆったりとした平屋でした。
木と塗装で仕上げたシンプルな内装が庭の緑と調和し、なんとも心地よい空間が広がっています。
■ 各室から庭が眺められる平屋でゆったり
Hさんの家は名古屋市内から車で30分ほど。周囲には田畑が広がり、のどかな雰囲気が漂っています。
「岐阜の田舎で育ったので、人が多い場所が苦手。この土地は、見た瞬間に『のんびりしていていいな』と思い、即決しました」と夫は話します。
設計をお願いしたのは、松原建築計画の松原知己さんでした。
「作品を見たらどれも素敵で、自分の好みを数多く説明しなくてもお任せできると思いました」(妻)。
松原さんは、「庭を眺めながらゆっくり過ごしたい」というご夫妻の要望を汲み、建物と塀で庭を囲む平屋のセミコートハウスを提案。
敷地形状に合わせて東西に伸びた建物は中央で折れ、各室から庭が眺められます。
そんな気になる平屋の外観がこちらです。
左官とガルバリウム鋼板で仕上げた外壁は、周囲に溶け込む落ち着いた色味。
右手の塀は高さを抑えて圧迫感をなくしています。