昼の12時までは食べちゃダメ!朝だけ「断食」が健康にいい理由
睡眠を気にする人は多いものの、食事のリズムを守っている人は少ないと著者は説きます。
普段私たちが朝食を摂っている時間帯は、「排泄」の時間。本来よい排便や発汗をする時間帯に朝食を摂ってしまうと、健康を維持するために重要な酵素が充分に働かず、消化不良を起こすというのです。
ちなみに、夜遅くに食事を摂ると太りやすいのも、夜8時以降は体が「吸収モード」になっているから。これには納得せざるを得ません。
また著者は、朝からしっかり食べることは、起きてすぐにフルマラソンをするくらい体に大きな負担をかけている行為だと警鐘を鳴らします。
■朝食は目覚めていない内臓に食べものを無理に入れる行為
体は、夜中から朝にかけて吸収と代謝を行っており、眠っている間にも健康な体がつくられています。朝は胃や腸を活動させ、吸収できなかった余分なものを便や尿などの老廃物として排泄させます。
そんな状態の体に、しっかり噛むことすらしない朝ごはんが入ってきたら、消化活動を活発に行わなくてはなりません。
しかし酵素や胃腸もまだ完全に目覚めきっていない状態なので100%の力を発揮できずに、消化不良を起こす原因となります。
また、朝食を摂ることで血糖値の乱高下が起こり、さらなる空腹感で昼も夜も食べすぎてしまうことにもなります。