パートナーの死よりも影響大!第二子を阻む「生活満足度の低下」
毎年2万人の生活満足度を、0から10までの11段階で評価するものです。
この調査によると、最初の子どもが生まれたあと、夫婦の生活満足度は平均で1.4ポイント低下していました。
そして、満足度が変わらない、または増加した夫婦の66%が第二子をもうけているのに比べ、満足度が3ポイント以上低下した夫婦がその後の10年間の間に第二子を持つ確率は42%まで低下しているとのこと。第一子出産後のこの2つの数字の落差は、なんと離婚や失業、パートナーの死によるそれよりも大きいというのです。
赤ちゃんを育てるということは、楽しいだけではありません。子どもを育てることの大変さを実感した夫婦の戸惑いが、数字にも大きく表れているのかもしれません。
■日本でも理想を下回る「子どもの人数」
『The Express Tribune』の記事では、肝心の「なぜ子どもを持った夫婦の生活満足度が低下するのか」については明確な説明がありません。
ですが、生活満足度には年齢や健康上の理由、経済的な理由、生活環境など、いろいろな要因が関わっているもの。
それらはその国の施政とも密接にかかわっています。研究では「出生率の低下を問題視する政治家は、もっと新米パパ・ママたちの生活満足度に注意を払うべきだ」