本を読むのが遅い人でも多読家になれる「寝起き10分」読書習慣
そして“寝起き”の真意は?
「起きたときって頭が冴えていて、情報がすぐに頭に入ってきます。それに、読書のリズムをつくるには、毎日同じ時間帯に習慣づけするのがいちばん。
目が覚めてから布団を出るまでの時間って、ムダに費やしちゃうことが多いですよね。毎日10分くらいの時間を確保するのもわりと楽なので、習慣づけしやすいんです。その上、スッキリ起きられるメリットもあります」
■10分読書をするだけで1日中アイドリング状態に
さっそく読書の習慣づけにトライしてみたくなったという人のために、『遅読家のための読書術―』から、印南さんがおすすめする「iPhoneのアラーム機能を使った”寝起き10分読書”の具体例」をご紹介しましょう。
たとえば朝7時に起きて活動する場合――
・6時49分 目覚まし時計の音 → 読書開始
・6時50分 好きな音楽(読書用BGM) → 音楽を聴きながら読書
・7時00分 目覚まし時計の音 → 読書をやめて起きる
「1日10分の習慣がつけば、それがエンジンになるんです。たとえば朝10分読書して『もっと読みたいな』と思えたなら、そこで一旦やめても続きが気になるから、昼休みにまた読める。