これで迷わない!1日364万人も利用する新宿駅の7つの抜け道
■2:いにしえのトンネル、角筈(つのはず)ガード
地上で東西を抜けるなら、いちばん便利なのが角筈ガード。
新宿通りとルミネエストの間の広場に立ち、ルミネエストに向かって右側を見たとき、かつては大きな映画のポスターが並んでいたそう。その下の、手を上げれば天井に届くくらいの高さで横幅も狭いトンネルが角筈ガードです。
角筈ガードは1927年から東西に人々を渡していて、大都会・新宿らしからぬ、コンパクトで懐かしい雰囲気の地下道。
東側から西側へ抜けると、そこには戦後の闇市の雰囲気を現在も残す、小さな店が並んでいます。奥の「思い出横町」と「飲んべい横町」は、戦後から現在まで奇跡のように残ってきました。
■3:ダンジョン発祥の地、メトロプロムナード
新宿駅地下一階にあるメトロプロムナードは、地下2階に位置する丸ノ内線と地上の新宿通りの間の空いたスペースを利用した、大規模な公共地下歩道空間。地下鉄丸ノ内線の「新宿~池袋」区間開通とともに完成したのは1959年のこと。
戦後、車の往来が増したことで、安全な歩行者のためにスペースを設けるため、車と歩道を分けることが都市では主流となりました。