ミスした自分を「0点評価」してはダメ!あせらない自分の作り方
そしてこのことを考えるにあたって無視すべきでないのは、完璧主義の人は「0か100か」という尺度で自分を評価してしまいがちだということ。
そういうタイプは、すべてが完璧であれば満足できるものの、少しでも間違ったりミスがあったりすると、自分を「0点評価」してしまうというのです。
たとえば、会議の時刻までに間に合わせようと思って資料をつくったところ、図表のデータを間違ってしまったとします。
そんなとき完璧主義の人は、「やっぱり焦るとダメだな」「焦って失敗してしまった」という具合で落ち込み、自分の能力そのものを否定してしまうということ。
しかし、この考え方に問題があることを著者は指摘しています。
■間違えても現実的に評価してもよい
そもそも、物事はすべて完璧にいくとは限らないもの。データを間違うくらいのことは、誰にでも起こりうることであるわけです。
なのに、そういうところでいちいち自分を0点評価していたら、いつまでたっても自分に満足できなくて当然。
もちろんミスはないに越したことはありませんし、資料のデータは正しいほうがいいに決まっています。しかし図表のデータをひとつやふたつ間違えたとしても、会議自体は成立するはず。