これで65歳すぎても大丈夫!フリーランスが年金を増やす方法
最大で年81万6,000円までが所得控除の対象になるのです。
なお、受給は原則60歳から。
つまり60歳までは引き出せないのですが、60歳時点で通算加入期間が10年に満たない場合は支給開始年齢がさらに繰り上がります。
60歳から受け取りたい場合は50歳までの加入が必須です。
■2:「国民年金基金」で守りを固める
もうひとつ、自営業者など第1号被保険者の老後の所得保障のためにつくられた公的年金制度が「国民年金基金」です。
これにより、自営業者も「国民年金(老齢基礎年金)」と「国民年金基金」の2階建てにすることができます。
掛金の上限は月額6万8,000円(個人型確定拠出年金の掛金との合計)。加入は口数制で、何口、何型を選ぶかによって、将来受け取る年金が決まります。
終身年金のA型・B型、「15年間」「10年間」など支給期間に年限のあるⅠ型・Ⅱ型・Ⅲ型・Ⅳ型・Ⅴ型の7種類の組み合わせで、年金額や年金支給期間、開始年齢などが幅広く選べるようになっています。こちらも掛金の全額が所得控除の対象。一般の個人年金が最大で年額4万円(平成24年1月以降に契約した個人年金の場合)までしか所得控除されないのにくらべ、断然お得です。