47%の親が知らない!中学1年の子どもが戸惑う「3つの変化」
一方で中学校側は、子ども本人や学校生活のことなどの情報をもっと伝えてほしいと考えているというのです。著者は、その“バトンの受け渡し”にギャップが潜んでいるのは、といいます。
*
本書では、中1ギャップに側面した子どものケアとして、円滑なコミュニケーションを学ぶ「ソーシャル・スキル教育」を提案しています。
そして同時に訴えているのが、親にもできることがたくさんあるということ。
中1ギャップのメカニズムを理解したうえで、親がまずできることは「わが子をよく見ること」。子どもの心を理解するように務め、子どもの心に寄り添おうとすること。
頭ごなしに決めつけたりすぐに誤りを正そうとするのではなく、いったん受け止めてあげること。そして、愛情を伝えて心を安定させてあげること。
何気ないことのようですが、それが子どもがギャップを乗り越えるのに大きな後押しになるのです。わが子が壁にぶつからないように、ぶつかった壁を自分の力で乗り越えられるようにするためには、はたしてなにができるのか?そんなことを改めて考えさせられる1冊です。
(文/よりみちこ)
【参考】
※渡辺弥生(2016)『中1ギャップを乗り越える方法わが子をいじめ・不登校から守る育て方』宝島社
【11/20(水)】あなたの運勢は?今日の星座ランキング7~12位!