割り勘は7000円!会食のプロが教える「取引先とのご飯」相場
■手土産のキモは「コンパクトさ」と「センス」
著者のフィールドであるファッション業界は“贈り物の多い業界”。
著者自身、1年目に直属の上司にいわれた「接待の手土産はコンパクトでセンスあるものがいい」のことばを頼りに、これまで1万以上の場面で手土産を渡してきたという百戦錬磨の強者です。
相手が数人の場合、手土産の相場は3,000円前後。食事の支払いとトータルでの経費になるので、あまり手土産にお金をかけすぎるのはバランスがよくありません。
気をつけたいのは、大きいものや重いものは避けるということ。さりげなく渡せた方がスマートなうえ、相手が電車で来ている場合も多いので、重いものは迷惑になりかねません。
“センス”はある程度、経験でカバーできます。3,000円でセンスある品を選ぶポイントは、「自分買いにはもったいないな、と感じる程度の上質さ」。
流行っているスイーツやちょっと高級なチョコレートなど“消えモノ”のほか、相手の名前入りハンカチ、外国人なら扇子やお箸など“和”を感じさせるものも喜ばれるそう。本書では、実際に著者が渡して喜ばれた手土産リストも公開されています。