くらし情報『全部足すと365!知っているようで知らない「トランプ」の雑学』

2016年5月7日 21:10

全部足すと365!知っているようで知らない「トランプ」の雑学

15世紀のエジプト・マムルーク朝では、4種類のマークに各13枚の札を持つカードが存在していたことがわかっています。

しかし、当時の中国もイスラム圏も1年を365日とする太陽暦を採用してはおらず、そうしたことからも、トランプが1年を表しているとは考えにくいのです。

4つのマークがハート、ダイヤ、スペード、クローバーになったのは15世紀後半のフランス以降。日本へ渡ったのはもっと後で、16世紀ごろのようです。

■3:「13か月の暦」を使う国はない

ちなみに、よりトランプのカードに近い、1年を13カ月とする暦も歴史上何度も考えられてきました。

近年では、20世紀末ごろに考え出された「ドリームスペル」と呼ばれる暦が知られています。

1年を13か月、1か月を28日とするもので、13か月×28日でこちらも合計すると364日。7月26日を1年のはじまりとし、13か月が終わったあとに「時間をはずした日」として365日目をおき、調整します。
「時間をはずした日」とは、物語がはじまりそうなしゃれたネーミングですよね。

こうした13か月の暦は、1か月の日数がすべて同じ28日で計算しやすい利点があり、根強い人気があって日本でもカレンダーや手帳などが売られています。

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