食べないと地球を救える?世界に10万人いる「不食者」の影響力
の存在を知った後のことでした。もし気功を学んでいなかったら、不食のメカニズムを理解することはなかっただろう、と秋山さんは振り返っています。
不食を知った直後に、体調を崩し、1週間食事がまともにできないという災難に見舞われた秋山さん。ところが、これが「災い転じて福と為す」となり、食べないことは可能かもしれないと思ったのだそう。
とはいえ、秋山さんといえども、すぐにまったく食べないようになったのではなく、2年かけて、減食、少食、微食、そして不食になっていったといいます。
■食べても食べなくてもOKなスタンス
不食がダイエットや断食とまったく違うところは、我慢して食べないわけではないという点です。
秋山さんは、「我慢をしない、食べたいときには食べる、期限を決めない」といった独自のルールのもと、だんだんと空腹に慣れていったそうです。
プラーナは、リラックスして緊張しなくなると、摂取量が上がります。
反対に、食べることに罪悪感を抱いたり、自分を裁いたりしてしまうと、緊張感が生まれ、プラーナを摂取する力は弱まります。
そう考えると、競争社会のなかでストレスまみれの現代人が、暴飲暴食に走るのも無理はない気がしますね。