一度に2つも同時に始めちゃダメ!習慣化のための「3つの原則」
いってみれば、重力が2倍、3倍かかっているなかで走るようなものだということです。
だからこそ、たとえばダイエットなら、食事制限を習慣化できるようになってから、その次に運動に取り組む。それが成功の秘訣。
[原則2]:複雑なルールにしない
ひとつの習慣について複雑な行動ルールを決めてしまうと、続かなくなってしまいがち。いろいろ詰め込むのではなく、「なにをやればもっとも効果的なのか」を考え、シンプルな行動に絞り込むことが大切だというわけです。
[原則3]:結果よりも行動を重視する
3つ目の挫折する原因は、結果にこだわりすぎて行動リズムを崩してしまうケース。
たとえばフランス語のテストに向け、短期目標を設定して一気に加速するとしましょう。しかしその場合、どうしても結果主義になってしまい、目標を達成できたら、その後は学習を継続する意欲を失ってしまうそうなのです。
ここで著者が強調しているのは、目標達成と習慣化は違うということ。
目標達成の場合は短期的なゴールを設定し、成果を得るために一気に行動することになるでしょう。しかし習慣化は、結果よりプロセスに集中すべきもの。
いつもどおりの行動を無意識に繰り返せるようになることが習慣化であり、その行動の積み重ねによって成果が出るということです。