上司や仕事相手の1分は1万円!時間を無駄にしないための考え方
「パワハラだ」などと考えてしまっても不思議ではありません。
しかし、著者はそんなふうに受け止めず、ワンランク上の考え方をしていることがわかります。その客観性があるからこそ、伝説の秘書として外資系エグゼクティブたちからの信頼を勝ち取ることができたのでしょう。
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著者は、仕事をロールプレイングゲームのようなものだと考えるべきだと主張しています。毎日新しい「お題」が与えられ、それを自分の知恵と経験によって乗り切り、最後にはステージクリアするというようなイメージ。
そう考えると、日々の仕事場で苦手だと思っていたことも、ちょっと楽しいチャレンジに変わるというのです。
だからこそ、本書も自分のためのロールプレイングゲームのマニュアル感覚で読んでほしいのだといいます。著者自身が、ここに書かれている方法によって、「常にベストなレベル」を求めるモンスター上司たちからサバイバルしてきたというだけあって説得力抜群。
成果は実証済みだということですから、きっと応用することができるはずです。
(文/作家、書評家・印南敦史)
【参考】
※フラナガン裕美子(2016)『伝説の秘書が教える「NO」と言わない仕事術』幻冬舎
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